• 室内住環境を改善する

 エアコン室内機の真っ黒になった状態を見たことがあるでしょうか?人によっては程度はあるにしても見るだけでゾッとします。黒く付着したものがどういったものなのか気になる方もいるでしょう。まずは、細菌、カビ、ウイルスについて大きさの違いを見ていただきましょう。

ウイルス、細菌、カビの大きさ

 ウイルス、細菌、カビは共に小さいので混同されがちですが、ウイルスは生物としての分類に含まれていません。ウイルス自体、作りがとても単純で自分だけで増えることができません。特定の生物を利用して自分を増やします。ウイルスは生物と無機質の中間と考えられています。

 結構誤解されやすいですが、エアコン室内機でウイルスが繁殖するのでは?と思う方がいるかもしれません。しかし、実際はエアコンの内部で細菌やカビが繁殖することになります。ウイルスは特定の生きた細胞に対して作用します。大多数の細菌やカビは死んだ細胞等有機物の分解をします。ただし、細菌やカビが有機物を分解する際に、人にとっては有害になる物質を作り出してしまうことがあります。有害になる物質によって病気になったりアレルギーを引き起こしたりします。

 ウイルス、細菌、カビ等の主な病気を上げます。

ウイルス細菌カビ
インフルエンザ
風邪
はしか
水ぼうそう
ウイルス性腸炎
肝炎
エボラ出血熱
結核
食中毒
肺炎
虫歯
破傷風
呼吸器感染症
傷口などの化膿
皮膚病
水虫
カビ性肺炎
カンジタ症

 エアコン室内機の中で繁殖したカビ、細菌で問題になりやすいのが、主に肺炎です。現代のエアコンは空気清浄の役割も担ってきていますが、メンテナンスを怠ると、かえって病気を引き起こす原因になったりもします。

 


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